行ってきます。

「想像出来る」

大学生になって二年。
そんな日々を過ごしていたような気がする。

なんとなく大学生活も馴れてきてアルバイトでお金を稼ぐこともたまに授業を休んでしまうことも覚えてしまったりした。

当たり前のことが当たり前にできることが自然と想像出来てしまっていたのかもしれない。

3月4日から7日間ネパール、11日から10日間インドへ旅立つ。

アジアの最貧国のひとつである ネパール

ヒマラヤで朝日を浴び、ケーブルカー体験し自然を堪能し
チベット難民キャンプ、NGO訪問で国が抱えている諸問題を考え
世界遺産、市内観光でネパールの魅力を知る

多くの人がそのナショナルパワーに魅了される インド

10日間で5都市をまわり、インドを十二分に堪能する
寝台列車や象に乗り移動していく
多文化多民族国家で数多くの宗教が混在するこの国が抱える立場の低い子どもや女性を支援するNGOを二ヶ所訪問する予定

異国での生活はきっと自分に知らない世界を見せてくれるだろう。

何と出逢い、何を見て、何を感じるのだろうか。

いまはまだそれがまったく想像が出来ない。

バックパックには最低限の荷物と期待と不安でいっぱいになってしまった。
旅立ちを応援して背中を押してくれた人の声援も忘れずに背負ってメンバー全員が無事に帰国出来ることを祈り、行ってきます。

【文責 M局 穂積 奈帆】

変化を遂げた牛

なぜヒンドゥー教の最高神の一柱シヴァは、牛というなんとものろまでつまらない動物に乗ったのであろう。

虎など、他に選択肢はなかったのか。
一宗教の最高神が乗る動物としては少し物足りなくはあるまいか。

もしシヴァが乗っていた動物が、虎や象やラクダだったら世界は何か変わっていただろうか。。。

僕にとって宗教なんてそんなものだ。

インドで、僕は日本から来ていると言うと、よく”Buddhist?”と聞かれた。

無宗教です。と答えると変な顔をされる。

逆に彼らに聞いてみると、それぞれの信仰の程度はわからないが、全員が自分の信じる宗教を持っていた。ほとんどがヒンドゥー教であった。

好きなサッカーチームを持っているのと似た感覚であろうか。
その程度でしか僕はわからない。
わからないが、その宗教が理由で人が血を流しあったり、カーストといった制度で一人の人生が決められてしまったりしていることは知っている。

悲惨なことだと思う。

こんなことを思う。
シヴァが牛に乗っていた当時、もしかしたら、牛は俊敏で獰猛であり、逆に虎はのろまで全くかっこ良いと思われていなかったかもしれない。だからシヴァは牛に乗った。しかし、時代が進むに連れ、虎が俊敏になり、牛の能力が衰えていった。動物界は変わったのだ。

以上の話はデタラメで空想の中の話ではある。
しかし、宗教の中の話もデタラメかもしれない。
もちろん宗教の中の話は本当にあったことかもしれない。
それこそ神のみぞ知ることだと思う。

しかし神でない僕でも一つ言えることがある。

時代は時と共に変わっていく。

カーストの元々が成立したのは紀元前13世紀ごろらしい。

形式上はカースト制度は無くなったことになっているが、所々でそれに関連した問題は残っているという。

信仰の自由を保ちながら、大昔の宗教的身分で人生が左右されない社会、国民の意識改革が、経済成長著しいインドで求められるものではないか。時代は進んでいるのだ。

今日もインドでは物乞いの横で牛がモーと鳴いている。

【文責:渉外局一年 小長谷謙治】

“SHAKE SHAKE!”

もちろん振っても意味がないことは知っている。
でも、ただ待っているだけじゃつまらないし
なにが起きているのかわからないから
振ってみる。
魔法をかけるみたいに。
始めは怪訝そうな顔をしていた子供たちもそれが現れた瞬間笑顔がはじける。

今回の旅のため、チェキと100枚のフィルムを買った。
撮ったらすぐに写真が出てくるインスタントカメラだ。
きっかけは去年の物乞いについてのディスカッション。
―物乞いにお金をあげる?あげない?
様々な意見の中に
「何か他のものをあげる」
というのがあった。
たとえば、あめ。チョコレート。そして写真。
その時チェキを持っていこうと思った。

でも、写真なんてもらってくれるのだろうか。
お金なら好きなものが買えるけど、写真じゃ買えない。
お菓子なら少しは腹の足しにはなるけど、写真じゃならない。
単なる自己満足なのか。
どちらにせよ、行ってみなければわからない。

そんな不安があって、最初は撮れなかった。
チトワンに来て、あまりに雄大な自然が私の感覚を良い意味で麻痺させてしまったのか
宿の近くの民家や孤児院に行って、たくさんの写真を撮った。
写真が出てくることに驚き、喜んでくれる彼らを見て私もうれしくなる。
ついに、物乞いの子も笑顔になってくれる。
友達まで呼んでくる。
子供だけじゃない。大人だって喜んでくれる。
ただの目隠しにすぎないかもしれないけれど、
みんなが笑顔になれる魔法の時間だった。

やっぱり、来てみないとわからない。
ただ待ってるだけじゃつまらないし
なにが起きているのかわからないから
旅に出る。
魔法にかかるかもしれない。

【文責 渉外局1年 竹崎奈津子】